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インド通信バックナンバー1998.7.1発行、第237号
印パ核実験の反響はあいかわらず続いています。当方にもメールでご意見をお寄せくださった方々がありました。それから「これまでパキスタンを知らなかった。他でも情報がない」とのお問い合わせ。どこかに当ページを見なさいとの書き込みがあったのだそうです。 ところで、催し情報で紹介している「インド映画祭1998」は、もともと日本の外務省とインド政府の後援を受けていたので、制裁措置の一環として一時は中止の危機に瀕しました。一方、商業ベースで公開されたインド娯楽映画「ムトゥ・踊るマハラジャ」は大手雑誌や人気情報番組に宣伝攻勢をかけたおかげで、劇場は連日満員が続いているそうです。これまた岩波ホールのインド芸術映画の時には考えられなかったことで、長年インド映画の普及に関わってきた古いファンたちには感慨あらたと言うところです。この夏は東京中心とはいえ、インド映画の上映ラッシュです。これまで縁のなかった方もこの機会にぜひお出かけください。不況日本にちょっと元気をくれる歌と踊りと色彩のパワーが魅力です。 目次 ・南アジア地誌事典・第31回:サルナート--インド版「江戸の敵を長崎で討つ」--(和田 恭) |