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インド通信バックナンバー2018.11.1インド通信休刊のご挨拶1978年に創刊された『インド通信』は、480号をもって休刊とすることになり ました。40年という長きにわたるご愛読、本当にありがとうございました。インドブーム、アジアブームと言われた1970〜80年代でしたが、インド旅行記、 滞在記はあるものの、現実のインドを知る手立ては少なく、情報を持つ人と情報 を得たい人とをつなぐ媒体が求められているのではないか、と考えて、『インド 通信』を創刊したのが1978年11月でした。これにはまた、多種多様なインド体験 者の語る「インド」を多くの方々に知っていただくことで、巨象のようなインド の様々な局面を知ることができるのではないか、との希望もありました。 この40年の来し方については、概略年表が本誌に掲載されていますが、手書き の版下の謄写版印刷からその版下を印刷所に入稿して印刷、そしてパソコン印字 の版下の印刷へと、時代の変遷とともに本誌制作方法は変わりましたが、内容に ついてはエッセイのページ、情報のページ、とほとんど変わることなく、「偉大 なるマンネリズム」と自負(!?)しながら、よくぞここまでやってきたという 思いがします。創刊当時から、気鋭の南アジア研究者の方々、NGOで活動され る方々、インドから帰国された方々、また全国の会員の皆さんが、快く原稿を書 いてくださり、書き手には恵まれていました。今まで刊行を続けられた、何より の支援でした。 1980年から始まった発送作業ですが、これまでに参加してくださった会員の皆 様にも、心から御礼申し上げます。また、2年目から方法を変えましたが、以来 38年間印刷を引き受けてくださった「(株)トライ」の皆様にも篤く御礼申し上 げます。40年の間には、連載記事から単行本になった西岡直樹さんの『インドの 植物』や、発送作業の場での会員同志の出会いから生まれた本もあり、望外の喜 びとも誇りともなりました。 創刊の目的は達成できたでしょうか。40年間欠号もなく480号まで達すること は予想もしておらず、奇跡のようにも思えます。40年間のご支援とご愛読、まこ とに有難うございました。 スタッフ一同 |